お菓子系雑誌とブルセラブームに湧いた90年代《1》

お菓子系雑誌とブルセラブームに湧いた90年代《1》

バブル崩壊後の90年代。当時創刊されたお菓子系雑誌と女子中高生が主役となったブルセラブーム。本稿ではメディアに度々登場した彼女達に焦点を当てます。


クリーム創刊号

アリスクラブ

ブルセラ雑誌とお菓子系雑誌は、もしかすると区別できるのかもしれません。ブルセラ系はちょっとエロ要素が強いヌードもあるマニアックでエロ度の強いコンセプト。制服からヌードになるような直球の内容でした。18歳以上のモデルも多数出ています。

変わってお菓子系では18歳未満の現役女子中高生モデルが中心。制服、スクール水着、ブルマーなど基本コンセプトは押さえながらも、アイドル的で明るいイメージの水着グラビアを全面に持ってくる作り。セクシー度もランジェリー程度だったのかなと思います。とはいえアダルト路線ギリギリを狙う水着やポーズを狙い、読者のニーズを満たそうとする誌面作りでした。

お菓子系雑誌ってどんなもの?

90年代に続々と登場したお菓子系雑誌の表紙は制服(主にセーラー服)を着たローティーンモデルに、背景が白の明るいイメージで撮影されたものが基本の表紙イメージです。使用される文字の色は蛍光ピンク(蛍ピン)がほとんどでした。内容はほぼグラビアメインで、記事は申し訳程度。後発の雑誌ほどエロ度は高くなり、いわゆるエロ本と化していたと思います。

しかしブーム全盛期の99年には児童ポルノ法が施行され、18歳未満の水着モデルに対する規制が強くなりました。そのために18歳以上の大人のモデルたちをキャスティングするようになります。現役女子中高生じゃないモデルたちに制服を着せ撮影をするので、フェイク度が高くなったのと、そもそも大人のモデルなのでセクシー(エロ)度も急激に高くなりヌードグラビア雑誌と変わらない内容となります。

そうなると現役女学生のコンセプトが曖昧になるのでブームは衰退傾向になったと推測しています。やはり現役女子中高生モデルに人気あったってことですよね。

お菓子系雑誌の本当の元祖って?

実はお菓子系がブームになる前に、英知出版に「すっぴん」という雑誌がありました。これがお菓子系雑誌の元祖だったんじゃないかなと思っています。同時代には「Momoco(モモコ)」という学研から出版されていた人気アイドル誌もありましたが、この雑誌はメジャーアイドル寄りの内容で、アイドル好きに人気の雑誌でしたが、メジャーアイドルを全方位で網羅する内容だったので、素人モデルが多く出てくるお菓子系雑誌の系譜には入らなかったかなと思います。

Momoco 創刊号。菊池桃子といえばMomocoというイメージ

すっぴんは1986年創刊で、カバーガールに裕木奈江(田辺奈江)、石田ゆり子、石田ゆかりなどをキャスティングし、人気を博しました。どちらかというと芸能雑誌のテイストが強かったかなと思います。制服コンセプトというよりは絶対美少女主義的なコンセプトだったので、制服だけにこだわったというより、純粋に美少女を追い続けていくうちに必然的に制服のグラビアが増えていたという感じでした。

私は当時、「美少女学園」という新人発掘コーナーで複数の新人モデルを撮影していたのですが、制服姿のシチュエーションを撮りにいく時は、必ず四谷の上智大学近辺で撮影をしていましたね。番長学園通りには赤いレンガの壁がずっと続いていて、制服姿の撮影をするのにもってこいの場所で、制服系雑誌の撮影のメッカだったかと思います。

すっぴん。石田ゆり子、石田ひかりはこの雑誌から人気が出ました

水着素材にこだわったお菓子系雑誌

ブルセラ、制服系水着グラビア撮影でこだわったのは、水着の素材や形、スクール水着も特定のブランド、セーラー服のデザインなど。モデルの肌や質感をピチピチに見せるためにワンサイズ下の水着、単色の薄手の水着、カップのない水着など、とにかくモデルの肉体をリアルで生々しく見せるためにスタイリングには最大限力を入れました。

ワンサイズ下の水着を付けるのは、体のラインを密着させるのと胸や股間のディティールが分かるようにするためでした。また水着の胸裏のカップはスタイリストに頼んで外しておきます。胸のポッチ狙いってやつです。モデル、マネージャーにカップがないと文句を言われるまでは知らん顔するわけです。

マネージャーによっては意図を理解しているので、知らぬはモデルだけってことも多々ありました。しばらくしたらニプレスを貼るようになっちゃったんですけどね。現場ではそんなやりとりが日常でしたね。

下半身については、股布(クロッチ)を外したりもしていました。股間部分って二重に布が縫い付けられています。それを外して股間のディティールを狙うのです。もう確信犯ですよ。モデルによってはそれを嫌がり、なんとナプキンを当てて防御する人もいたり。でもそれって、編集側からするとOKなんですよ。それが透けているとマニアにとってはたまらないって話だったりするんですね。

近年のグラビアでは下着メーカーの下着を改良して水着として使ったりします。ピーチジョンの下着などは人気で、それを改良したりして水着として使用します。ピーチジョンってオシャレなデザインだし、セクシー度も高いんですよね。いい時代ですよね。昔のグラビア撮影ではなかなかデザインの良い物が無かったので、海外の通販などでセクシーなデザインの水着を購入したりしていました。

PEACH JOHN

こんな苦労をしながらグラビア撮影をしていたのですが、もちろんコンビニ向けですからもろアダルト要素を強くするってわけにもいきません。常にギリギリを狙いながらも読者の要望に合わせてグラビアを作っていました。

しかし似たような雑誌が増えてくると、だんだんと内容は過激になってきて、それがコアなファンからすれば引かれる原因になったとも言えるんじゃないかとも思います。いわゆるエロ本になっちゃったんですよね。

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トダカユースケ《プロフィール》

大学卒業後、英知出版勤務。「べっぴん」「ビデオボーイ」「すっぴん」「Dr.ピカソ」編集部などで勤務。その他にも三和出版、マクセル出版など編集畑を渡り歩く。アイドル写真集を30タイトル以上制作。

出版社勤務を辞めた後、IT関連企業に入り、アイドルDVDのメーカーを立ち上げ50タイトル以上の作品を制作。独立後、携帯コンテンツ、電子書籍、ローカルテレビ、企業広告などの制作を行っている。

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