超能力系
まずご紹介するのは超能力系。超能力を使ってムフフなことをするというテーマの作品が多く、映画では念力でスカートめくりなどをする1982年の「超能力学園Z」などがありますが、少年漫画ではイクラを食べて透明人間化するという中西やすひろの「Oh!透明人間(1982年~1987年、月刊少年マガジン)」や、猫が側にいると超能力を発揮できるという瀬里果「ニャンですかァ?(1985年、週刊少年チャンピオン)」などが挙げられます。
自身が超能力を使ってムフフな体験をするというテーマがある一方で、「女の子が超能力を使うことで逆にムフフな状態になってしまう」という作品も存在します。その典型として挙げられるのが、井沢まさみの「どっきんロリポップ(1985年~1986年、週刊少年マガジン)」で、瞬間移動能力を持つ主人公が、実際に瞬間移動をすると体だけ移動して服は移動できないために、様々なスケベイベントに巻き込まれます。
アイテム系
一方、アイテムを使ってムフフな体験をする漫画ですと、「セノビール」という薬を飲むことで大人の体に変身してしまい、そのせいでスケベイベントに巻き込まれるますなが芳「気ままにアップダウン(1986年、月刊少年マガジン)」や、「強力一寸法師の素」という薬で小型化してムフフなエピソードが繰り広げられる荒川貴史「マイクロボーイ(1984年、月刊少年マガジン)」などがあります。
上記の作品は、主人公がアイテムを率先して使用することで話が展開していきましたが、逆に主人公がアイテムを使わされるパターンもあります。例として挙げられるのは、内山亜紀「あんどろトリオ(1982年、週刊少年チャンピオン)」で、これは主人公の女の子が、則巻千兵衛風の変態お兄さんが発明した「オムツ」などのアイテムを使わされてスケベイベントに巻き込まれます。
どっきりマイクローンの生みの親「今西まさお」とは?
話を「どっきりマイクローン」の作者・今西まさおに戻しましょう。そもそも今西とはどんな漫画家なのでしょうか?
今西まさおが漫画家としてデビューしたのは1978年のこと。今西正男名義で、月刊少年ジャンプ1978年12月号に「SF明治維新」を発表し、同作でデビューを飾りました。当初はギャグ漫画を専門としており、1979年には「はずれの四五郎」という漫画を連載。以降、月刊少年ジャンプを中心に読み切りの作品をいくつか発表しています。しかしながら、ヒット作と言ったものは特に見受けられず、1985年に編集部の方針でお色気へと転向。その際に発表したのが「どっきりマイクローン」です。また画風について、当時ヒットしていた「Oh!透明人間」に寄せているという指摘もあります。
「どっきりマイクローン」以降の今西ですが、連載終了翌年の1987年に「増刊ジャンプORIGINAL」にて「脳天気チルドレン」という4コマ漫画を発表したものの、それ以降は活動が確認されず、消息不明となってしまいました。それから30年以上が経過した現在に至るまで、行方知れずとなっているというのが実情です。
「どっきりマイクローン」オークションでとんでもない価格で取引される!!
今西まさおが行方不明となってから30年以上が経過した現在、少年誌お色気漫画マニアの間で必ずと言って良いほど語られているのが「単行本のネットオークションでの高騰」です。単行本は全2巻なのですが、いずれも古本屋で見かけることはほぼありません。オークション等で入手するためには1冊あたり1万円以上は確実に必要で、他の80年代のお色気漫画が続々と電子書籍化される中、この作品はその気配すらないため、年々相場が上昇(10年以上前であれば1冊あたり5000円以下でも入手可能でした)しています。
こちらは単行本第2巻の表紙。