『キララとウララ』斬新なテクノ歌謡でデビューした美少女アイドル・デュオ

『キララとウララ』斬新なテクノ歌謡でデビューした美少女アイドル・デュオ

メンバーのキララ(大谷香奈子)が小室哲哉の元妻であったことでも知られる美少女アイドル・デュオ『キララとウララ』。 先進的で斬新なテクノ歌謡を打ち出しながら、ブレイクすることなく1986年に解散。 当時は『ピンクレディー2世』と呼ばれ、現在では『昭和のPerfume』と言われる異色のアイドルについて動画&画像による活動詳細と、メンバー二人の現在を紹介。


『キララとウララ』3rdシングル「ラブ・アドベンチャー」

1985年9月21日リリース
作詞:UFO/作曲・編曲:船山基紀

それまでのアイドルテイストから一変したジャケット写真。
「ど・ど・どうした?」と言いたくなる。
肌の露出を高め、セクシーさを強調している。

作詞作曲も売野雅勇&井上大輔から一新。
アルバムには英語バージョンも収録された。

キララとウララ『ラブ・アドベンチャー』

『キララとウララ』4thシングル「パックンたまご!~空からタマゴが降ってきた~」

1985年12月5日リリース
作詞:三浦徳子/作曲・編曲:松浦雅也

テレビ朝日系の子供向け番組『パックンたまご』オープニングテーマ
セクシー路線からの変更が間に合わなかったのか、ジャケットではデビュー当時の写真を使っている。

キララとウララ『パックンたまご!~空からタマゴが降ってきた~』

子供向け番組のオープニング曲として、全く違和感のない仕上がり。
しかしながら、子供たちが口ずさみたくなるようなキャッチーさは無く、この曲もヒットに至らなかった。

番組『パックンたまご』自体も、シティボーイズ(大竹まこと・きたろう・斉木しげる)などを起用し娯楽性を高めて、従来の幼児向け番組との差別化を図ったが、視聴率不振によりたった半年で打ち切られた…。

『キララとウララ』5thシングル「ブインブインブイン」

1986年5月2日リリース。
作詞:所ジョージ/作曲・編曲:新田一郎
高橋留美子のOVA作品「るーみっくわーるど」の第二弾『ザ・超女』主題歌。
カップリング曲「BINBO '86」も挿入歌として使用された。

なんと、作詞には所ジョージを起用。
バブル突入を感じさせるケバいファッションでイメチェン。

キララとウララ『ブインブインブイン』

1987年、『キララとウララ』は約3年間の活動で解散。

5thシングル「ブインブインブイン」もヒットせず、『キララとウララ』は1987年に解散。
中学時代から仲良しだった美少女アイドルデュオは、路線変更を繰り返し必死に居場所を探し続けたが、わずか3年でその活動を終えることになった。

リリースしたシングルは合計5枚。
アルバムは1985年に発売した「ダブル・ファンタジー」の1枚だった。

唯一のアルバム『ダブル・ファンタジー』は2007年に復刻!

1985年4月21日に発表された『キララとウララ』唯一のアルバム『ダブル・ファンタジー』。
作家陣には、細野晴臣、EPO、井上大輔、所ジョージ。
またバック・ミュージシャンにはティン・パン・アレー系の吉川忠英や浜口茂外也など豪華な顔ぶれが参加している。
発売枚数が少なく、中古市場でかなりの額で取り引きされていたが、ファンの強い要望によって2007年3月21日に復刻盤がリリースされている。

キララとウララ : ダブル・ファンタジー

キララとウララ、彼女達の唯一のアルバム「ダブル・ファンタジー」に、アルバム未収録のシングル収録曲をボーナス・トラックとして追加した“キララとウララ”の完全コンプリート盤。

『キララとウララ』はなぜ売れなかったのか?

『80年代のピンクレディー』という明確なコンセプトを持ちながら、『キララとウララ』が売れなかったのはデビューした1984年という時代にマッチしていなかったことが最大の原因ではないかと思う。

ヒットチャートは松田聖子・中森明菜・小泉今日子など上の世代が席巻しており、歌をメインにしたアイドルが活躍できるフィールドはあまりに狭すぎた。
事実、『キララとウララ』と同期のアイドル1984年組では少女隊、セイントフォーなどのグループは膨大な宣伝費をかけてもヒットを出せず、売れていったのはドラマや映画へ積極的に出演した岡田有希子、菊池桃子であった。

そして、デビュー翌年の1985年。
秋元康がフジテレビの番組『夕やけニャンニャン』から、素人っぽさを前面に打ち出した女性アイドルグループ『おニャン子クラブ』を誕生させ、『作られたアイドル』の像を木端微塵に破壊。
派手な衣装で個性的な振付けで踊る『キララとウララ』のスタイルは、完全に時代遅れのイロモノにされてしまった。

おニャン子クラブ

タイアップに恵まれていれば売れていたと言う意見もあるが、前述した環境下で大きなタイアップを獲得できなかったのが真実ではないかと思う。

近年、テクノポップのアイドルグループ『Perfume』がオリコン1位を獲得、NHK紅白歌合戦に出場するなど大きな活躍を見せ、80年代の『キララとウララ』を知る人は「20~30年ほど早すぎた。」と感じる人も多い。
現在では『キララとウララ』を「昭和のPerfume」と称することもある。

あまり知られていないが、辻希美と加護亜依による歌手ユニットW(ダブルユー)が、2004年に発売したアルバム『デュオU&U』で「センチ・メタル・ボーイ」をカバーしている。
現在聞いてもまったく古さを感じさせず、アイドルソングとしての完成度が高かったと再評価されている。

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