石田えり
最近の若い人たちにとって石田えりと言えば、もしかするとダイエットに成功した熟女というイメージしかないのではないでしょうか?!
話題になりました。記憶に新しいです。
そして、年配の方であれば、世界的な写真家であるヘルムートニュートンが撮影した1993年のヘアヌード写真集「罪」の印象が強いのかもしれません。これもまた当時は話題になりました。
罪(immorale)―石田えり写真集
迫力あるボディにめまいを覚えた男性は多かったと思います。
しかし、しかしですよ、言うまでもなく石田えりは女優です。特に80年代に出演した映画作品はどれもこれも名作というとんでもなく素晴らしい女優なんですよ。そこのところが最近では忘れ去られているように思えます。惜しい。それは余りにも惜しい。
石田えり
ダイエット熟女やヘアヌードモデルにしておくには惜しすぎる!
女優としての石田えり、それは出演した素晴らしい作品と共に永遠です。
遠雷
80年代に石田えりが出演した映画は16本。その内の3本は「釣りバカ日誌」シリーズなのですが、それ以外の作品はバリエーションに富んでいて見応えがあります。
なのですが、どの作品も現在は観ることが難しいというのがイタイところです。さて、それはそれとして80年代の1本目はいきなり名作中の名作「遠雷」です。
遠雷
1981年ATG製作。監督は根岸吉太郎で本作でブルーリボン賞監督賞と芸術選奨新人賞を受賞しており、石田えりも第5回日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞、報知映画賞新人賞を受賞しています。
井上尭之の音楽は素晴らしいのですが、音楽と言えば、主人公の永島敏行と石田えりが桜田淳子の「私の青い鳥」を泣きながら歌うクライマックス、ここが素晴らしいのです。2人の涙の意味が違うところがですね。ぜひ本編で観て頂きたい。
同年には今や政治家となった三原順子主演で岡田奈々、中井貴惠、江藤潤等と「あゝ野麦峠 新緑篇」にも出演しています。この作品はビデオ化されておらず鑑賞することは非常に困難です。出演者が豪華なだけに残念です。
えきすとら
「遠雷」で評価を得た石田えりは、翌1982年も2本の映画に出演します。なかなか観る機会がなく、見落とされがちな作品だと思うのですが、ヒロインを演じた「えきすとら」。これがまた良いんですよ。
えきすとら
相手役が武田鉄矢ということで、好き嫌いが別れるかとも思いますが、面白いです。なにより当時22歳の石田えりが溌剌としています。いや、可愛すぎでしょう。